2024年2月 5日 (月)

お兄さんと早紀の恋かな?小説その3

お兄さんと早紀の恋かな?(小説その3)

あーあ。お兄さんとは仲良くなれないなぁ。


そう言って早紀はなかよしをまた読む。まあ、最初はうまくいかないのね。なかなか私はいい方かもしれないな。


なかよし、見たくないのか…。じゃあ何を持っていけばいいのよ。


早紀の得意なこと、勉強、スポーツ。…何かできることはないだろうか?あのお兄さん、頭が良さそうだった。でも、逮捕っていう言葉に気にかかるみたい。


逮捕って、何だろう?辞書があったな。

ふむふむ。警察に捕まること。なかよしとか言うと、警察に捕まってしまうのか!!


ふーん。…。


早紀は考えた。どうしたら、また、お兄さんと話せるのか。そうだ、また本屋に行こうかな?確か月曜日だった、あの日。でもママに言う言い訳がないな。じゃあ次のなかよしかなぁ…?


とたん肩が下がった。あと1ヶ月。早紀にはとても待てなかった。でも仕方ない。そうだ!!ジュースを渡しに行こう。お金がないない言ってた。イシシシ、喜ぶかも。


日は月曜日の午後。ママからジュース代だけもらって出掛けてきた。

はて、何のジュースが好きだろうか。パパはよく、コーヒーを飲んでいた。あの年となると、コーヒーかな、やっぱし。


でもなぁ。パパ、しじくさいからなぁ。早紀とかの好きな飲み物の方がいいかも。どうしよう!


そっか!お金を渡せばいいんだよね!それならお兄さんが選べるや。でもそしたら、何で?ってことになるなぁ。


早紀は自販機でお兄さんと同じくらいの人が何を買うか見ていた。うろつきながら。


あのメガネのかけた人!お兄さんくらいだ!じいいいい。


ガチャ!コーラ…か。なるほどね。


なるほどなるほど。コーラなのね!よいしょよいしょ。早紀はコーラを押した。すると運良く後ろにお兄さんがいたのである。


「お、お。お…。」

「またお前か。って思ってるでしょ?」

お兄さんは無視はしなかった。

ニコニコ…。笑みでごまかしである。

「オレ、ジュース買うよ。」

早紀はハッとした。コーラ、コーラ!


「これさぁ、コーラあげる。本のお返し。おしり探偵探してくれたでしょ?」

こういう時だけ頭が回る。


お兄さんはギョッとした。何故にこの子に貰わなければいけないのか。

「ありがとう。でもオレ自分でコーラ買うよ。それは自分で飲みな。」


ガチャ!ドン!


「あのさぁ、意味は特に無いけど、一緒にコーラ、飲まない?」

!!

「意味が無いのに一緒に飲むの?」

首を捻って考えたが、こんなことしたら、Twitterなどに不審者情報などとして載せられてしまうのでは、と感づいたお兄さんはやめておいた。


「オレ、すぐ帰らないといけないんだ。だから…。」

「警察なんて、呼ばないから!!」

「え?」


しばらく間が開いた。


「わかった…!!」

こんな子が一緒にコーラを飲みたいと言っている。不審者情報は若干気になるがまあいいだろう。


「あそこの公園のブランコでね。」

「う、うん。」


早紀と言うよりはお兄さんの方が照れていた。ブランコに二人で座るとコーラを開けた。プシュー。


早紀はお兄さんが飲むのが今か今かと伺っていたけど。初めて飲むコーラに、我慢できず飲んでしまった。ゴクッ!


「ブッ!…!!ケホケホ!!」

飲み慣れていないのである。どうにかして上手く上品に飲まなくては、と早紀はゴクゴク飲む。

「ゴッ!ゴッ!ゴホッ!」


それを見ていたお兄さんはついに笑い出した。

「ハハハハ!面白いね。初めてなの?コーラ飲むの。」

ゴクゴク。?


「そうだよ。早紀、初めて。」


早紀って言うのか…。お兄さんは後のことをいっしょうけんめい考えて一言。


「コーラ何回も飲むと癖になるよ。」

「癖?」

「はまっちゃうってこと。」


ゴクッ!早紀はもう一回飲んでみた。シュワッと口に広がるのは確かに、また飲みたいと思ってしまう。


「面白い味だよね。」

「お前、生意気。」


早紀はムッとしたが、ついでにドキリとしてしまった。


「まあ、飲もうや。」


お兄さんの包容力。早紀はこの人凄い、と思った。早紀のことはわかってくれる。


「ゲーッ!!」

!!早紀はビックリした。

「これ、げっぷ。コーラ飲むと出るの。」

「ゲプッ!」

!!早紀は恥ずかしくなった。


ママにはおならは人前でしてはいけないと言われている自分。げっぷなんてしていいのかな、と。


「美味しいね!」

ごまかした!


お兄さんは早紀が飲み終わるまでブランコに座っていた。


早紀は飲み終わると、やっと言えた言葉。

「ありがとう。」

??

「おおう。これでいいのか?」

「うん。」

「変わった奴だなぁ。」


ブランコを降りたお兄さんは「じゃあな。」と言って帰りそうになったけど、早紀は勇気を出して言ったのだ。


「あのさぁ!!またここでジュース飲もうよ!」

「へっ???!」

これにはお兄さんも驚いた。

「ママと一緒に飲んでもらえばいいのでは?」

オレじゃなくても…。


「お兄さんと一緒がいい!!」

マンガで言えば、ずっこけていたのだろう。だが、そんな理解してほしいリアクション、取れる訳でもなく。


「オレでいいの?」

「うん。」


困ってしまった。

これって、愛の告白??


「今度またあったらね。」

ホッ。言えた言えた。なんとか丸く。


振り返って帰ろうとしたお兄さん。

「またね!」

小さな体が言った。


「おおう。」

手を挙げて。


ムスッとして、ホッとした。早紀はその瞬間固まっていたものがスッと取れてしまった。


「絶対だよ!!」

と、ツンデレ感が出てしまったのである。


「お!」


やれやれ、この子は手が掛かる。こういう子どももいるのだな、と深い理解をしたつもりだったお兄さん。ところがそこでは納まらなかった。

つづく

2023年11月17日 (金)

お兄さんと早紀の恋かな?小説その2

お兄さんと早紀の恋かな?(小説その2)

うーん。

ほうほう。恋というのをこういう人にするのね。


早紀はものすごい吸収力で、なかよしを読みまくった。


「ふぅ。疲れてきたなぁ。」

初めての少女マンガは2年生の早紀にちょっと苦しい。ふりがなが振ってあることが救いだった。


こんな素敵な人と恋をできる世界がある、早紀は心弾ませた。ただ、小学生とお兄さんのマンガはなかった。


「ま、いいや。告白は最後のほうにするものなのね、最後のほうに。」小さい声でそう言い聞かした。まずはきっかけってヤツを…。

だいたい早紀はもうきっかけを作ったじゃない。あとは…。


ペラッ!


話しかけるのよ。また。そうしたら何か起きるはず。

「行ってきまーす。」

「行ってらっしゃい。」

授業は行われていたが、早紀はなかよしのことでいっぱいだった。

「雨宮さん、ここの問題、解けるわね?」

いつもはスラスラと解いていた。でも今日は違ったのだ。

「先生、ごめんなさーい。私分かりません。」

ザワザワ。いつも何でも解いてしまう早紀にクラスのみんなは不思議に思った。

中でも一番気になっていたのが、早紀の隣の席の安藤くんだった。


ホームルームが終わると安藤くんは真っ先に早紀に訊いた。

「雨宮~。今日算数の問題解けなかっただろ?おかしいじゃん。」

??!「おかしくて悪い?」

スタスタと早紀は階段を降りていく。

「かわいくないなぁ。」

安藤くんは小さな声で言った。


なっかよし~♪

早紀は手提げに入ってるなかよしを取り出した。家まで待てなかったし、家にも置いてこれなかったんだ。

「安藤くんか。ま、相手にしな~い。」

早紀は少しだけ大人びていた。なんとなく気持ちがわかるのだ。それをお兄さんに使えないのは、年が離れているからだ、と言い聞かせたけど。


「ま、いいや。」

と、諦めかけてた矢先。自動販売機の下に手を突っ込むお兄さんらしき人が目の前に現れた。

早紀にはもう、これしかなかった。

ズイッ!

「お金ないんでしょ?なかよしなら貸してあげるよ。」

これが精いっぱい。

すると思いがけない声が返ってきた。

「しー!しー!なかよしとか逮捕されるようなこと言わないで!」

?!

なかよしは逮捕されるの?心ではそう思ったが、出てきた言葉は違った。

「一緒に警察署に行ってあげてもいいよ。」

「それじゃ同じじゃないか!」

早紀は先を越されたと思った。

「あんまりオレに話しかけないで!逮捕されちゃう。」

「逮捕…。」

早紀は思った通りに話してみた。

「もしかしてお兄さん、恥ずかしいの?」

その人は困りに困って逃げてしまいたかったが返し技。

「オレ、なかよしに興味ないもーん。」と、ツーンとやり、方向転換して去っていった。

それをボーッと見ながら去っていくのを見る早紀。ただボーッとしていた。嫌われて遠ざかってしまってるのだ。


やっぱり早紀では。手提げになかよしを入れた。もうダメだ。力が抜けていくのがわかった。もう…ダメだ。


結局、思いは繋がらなかったけど。それでもいいと思った。そして、またいつか本屋さんに行ったら声をかけてみようと思った。

もう、顔見知りなのだから。そう思って早紀は家に帰って行った。ママには内緒ということで。


つづく

2023年11月 4日 (土)

お兄さんと早紀の恋かな?小説その1

お兄さんと早紀の恋かな?(小説その1)

初めはママの背中にくっついていたけど。


あの本屋さんで、いつも立ち読みしている人を早紀は見ていた。ちょっとだけ、ちょっとだけと意気込んで。


メガネに、茶色のズボン。ヤバい、見ていること、ばれちゃったかな?いつも考えていた。とびきりの話す方法を。


こんなこと真菜ちゃんにも話せないな。最近の小学生は話が合わないのよ。みんなどうせ同学年の子を好きなんでしょ?


早紀は違うもん。あのお兄さん…。どうにかして話しかけなければ。そうだ。

 


「ママ~。早紀、本屋さんで、本買いたい。お金ちょうだい。」

「今度の買い物で一緒に買おう。ダメかな?」

「う…。早紀迷っちゃうからさ、ゆっくり買いんだよね…。ちょっと時間がかかるかも。早紀1人で行くよ。」

「そっか。もうすぐ3年生だもんね。そのくらいできるか。」

「うん!」


イッシッシ。お金はもらった。確か…平日の午前だったなぁ。まずは月曜日の9時から…。


ザワザワ…。直立不動!早紀、1人で来たときないんだよ。大人がいっぱいいる…。ママといるときは平気なのに。これじゃあ芝居でもなんでもないよね?


あ!お兄さん!

ガクガク…。トコトコ…。

ドキドキした。早紀が初めてこんなにドキドキした。あとちょっと、あとちょっと。


「おしり探偵って、知ってますか?」

言った!お兄さんは…。


今日は緑色のズボンを履いていた。それが話しかける。身長は結構高め。年齢は30才くらいか。早紀には30という年齢がまだ、父親位だったので親近感を感じていた。その人に声をかけたのだ。


その人は冷や汗を一瞬かいたように見せた。驚いたのだろう。しかしながら可愛い顔をした小学生となると、話は別。とにかく訊かれたことに答えねばならない。


「お店の人に訊けば分かるよ。」

それでことを済ませたつもりだった。小学生の女の子ではこれが精いっぱい。


早紀は予想外のことに何を言ったらいいか分からなくなった。時は2年生。頭のいい早紀にとって、こんなに難しい問題はなかった。


「そう、ですか。本屋さんに訊きます!」

「うん。」

「でも、買ったあと一緒に読んでください。」

早紀は精いっぱいの言葉を発した。感のいいその人こと、お兄さんは早紀の何らかの意志に気がついた。

「……。」


「その本ならこっちにあるよ。」

そう言って自分のペースで歩いていくのを、早紀は夢中で追いかけた。

クラスで人気者のこの私が、こんなにみじめな思いを…!


「これかな?」

手の先にはおしり探偵の最新版があった。

「最新版!すごい。」

頭のいい早紀には分かっていた。ここで、去られてしまうことを。それと、いいことにひらめいた。ここで買うのはおしり探偵ではない。なかよしだと。友達が言っていた。そういうことが描いてある本があるのだ。  


それなら…。

「やっぱり、なかよし。」

「なかよしっ?!」


その人は困っていた。


こんなおじさんが、なかよしを?!

おいおい、通報されるレベルだぜ?そもそもなんでオレだったんだ?!


その人は冷静さを失っていた。

「いいよ。早紀、なかよしなら知ってるから。」

おいおい、この子ったら急にツンになり出した。本来こういう性格なのだ。

スタスタと歩いていく。


その人の説明をしよう。と言っても、早紀にはもう、どうでもいいことで。今はなかよしを買うことしか頭になかった。


恋を知るのよ!話はそれからだ。

お兄さんはボーッと突っ立って、小学生の女の子が小さくなるのを見ていた。


ツンデレか?まあ、いいや。

小学生の女の子に声をかけられるなんて初めてだ。

 

早紀は早々になかよしを買った。ママにウソついたことにならないもん!これでいいんだ、これで…。早紀は心の中で泣いた。


それが広治(こうじ)との出会いだった。

つづく

2023年7月11日 (火)

母との葛藤

ゴーイングゼロからそれは始まった。


微かな「聴きたい」を背にボタンを押したのに、前に聴いた音の量が大きく、今聴きたかった音もそれに伴った。機会は失われ、聴く気が無くなったことを大いに責めた。何に責めたかと言うと…。


久しぶりにホント人生で一発あったか無かったか。母と話をしたのである。

最後の方で母は

「私が絵を描くのをやめればいいの?」

「あの絵を捨てればいいの?」

と言っていた。

なんでそうなるの?絶望した。


世の中は金を稼がないと認められない。多数派が作ったメカニズムだ。しょせん、少数派がもがいたって通用しない。私が一発、一言反発の言葉を言えば、入院か警察かあの世に行くことになる。何も叶えてくれない…。

「○○ちゃんも落ち込まないように。」

私は落ち込んでいない。

「認められなくても個性を大切にした方がいいよ。」

個性が無いのはあんただろう。

「プロじゃないから、落ち込まなくていい。」

私はプロより劣っているとはおもわない。何回も言うが落ち込んでいない、お前が私の絵を散々否定しておいて、お前には私が否定できない環境を作っていることが気にくわないのだ。

「じゃあプロじゃない。私はアマチュアだよ。それに○○の絵は否定していないよ。」

私はプロじゃない。お金を稼いでいない、一円も。ただでも売ったことはない。それにお前のアマチュアを名指すことはしない。否定していない?金を稼がないと見向きもしないのは誰だ?

「なんか今日は具合が悪いの?喧嘩を売るようなことばかり言って。」

どっちが先に喧嘩を売ったんだよ!また病気のせいにするの?いつもそうだよね、病気が物を言っているんじゃない、あんたのことで物を言っているんだ。


お互い引かず。「そうだね。」などは一回も言われなかった。


今横を見た。彼が描いた私の絵と、私が描いた二人の絵が貼ってあった。私たちは真逆の人間だが、根本的な所は同じである。平行することはなかった。でも母は違う。例えばこの記事を「楽しみにしている」と言う彼と「価値がなければ評価しない」と指す母とは、私の気の持ちようをがく然と変化させる。私のすべてを…。


結局、彼が言うように、私に敬意をはらっているかはらっていないかの差なのである。とても大切なこと…。


親と言うのは自分のその時の自己満足だと思ってる。作りたいときに作って、出来たら適当に育てて、気にくわなかったら怒る、叩く、怒鳴る。二十歳過ぎて立派にならなかったら家から放り出す。非常に責任がない。多数派がやることだから…それが間違っていても、正しい。と、皆言って、自分たちの矛盾と向き合わないで人生が終わる。逃げると言ったところか。


少数派は違う。どう違うかは敢えて書かないが、私たちは子どもを産もうとは思わない。子どもを育てられない。作れない。それができたとしても、こんな辛い世の中に、自分たちの子孫を存在させ苦しめるなんて考えても可愛そうすぎる。私たちのような思いはしてほしくない。こう考えると子どもは作らないということになる。それにあんな大変なことしてヒーヒー言って生きることよりも、二人でのんびり暮らす方が楽しいと思うからだ。人生は一度しかない。

ただ、今は多数派が居ないと世界が回らない。それに関してはいつかシステムが大逆転することを祈るが。


ここまでこれを語ったのも、彼と母が違う存在ということを表現したかったわけで。

彼の思想は私とぴったりしている。

母はぜんぜんぴったりしていないのだ。


挙げ句の果てには母は昔のことは忘れろと言った。今があるんだからと。あれだけ怒鳴ったことをワスレタノデスカ?

昔の記憶があるから今があるんだ!と、私は怒り最澄に達した。私のトラウマを、私のすべてを変えたのは、私を誉めなかったあなたですよ?!

「なんでそんなこと言うの?!お母さんだっていろいろ我慢してるのよ?!」

じゃあお母さんが我慢してるからって私にも我慢をしなさいってことかよ!間違ってるだろ‼


そして極めつけ。仕事の電話が向こうで鳴ったから話はやめようと言うことに。私より仕事の方が大事なんだね。


その後のTELで決まった。

・もう絵の見せ合いはしない

・ご飯のおかずも食べ物も一切持ってきたり、そもそも家に来るな

・電話はしない。言いたいことがあったら会いに行って話す

・私が言っているその裏の気持ちが母に分からないと気付いたとき私が丁寧に教える


もう私はこんな人と生きているなんて嫌気が悶々とさしていた。そして人間は汚い生き物だと絶望した。こんな世界で生きていくことにも…。


とにかく絶望したんだ。


書き足らなかったことはいっぱいある。バグはたくさんある。でも。

期待はずれの記事を書いたっていつだって彼は喜んでくれるんだ。ハグしてくれるんだ。そして素晴らしいコメントと言う、プレゼントが待っている。

このプレゼントが欲しくて今もこうして書いているわけ。

何をしたらお前は役に立ったとか、何が出来るからお前は必要だとか、彼は一切言わない。出来ることがあって、それが出来たらそれでいい、何も出来なくても○○は○○だよ。と言う。



私は許されていると!




そのことを話すと彼は音楽の設定を変えて、もう急に音が大きくならないようにしてくれた。私は少し振るえて、ありがとうを言った。私のハートは満たされたんだ。


人間、ゴッドかゴッテスに会わないと生きていけぬもんなんだな。


今こうして胸張って生きていけるのも彼のおかげだ。深い感謝と、偶然の奇跡に自分を幸福者だと思わせて。

ゴッテスに会えない人も今生きているのだろうけど、会えたらよかったのになと、思う。


深い音楽だ。

2023年7月 9日 (日)

何もできなかった頃のブログ

ホントなら寝転がっていた方がいい。でも私は自分に正直でありたい。


風呂上がり。力はもう無い。かにしもクリスマスの絵を描いたし物語も書いた、そして絵日記も15日分くらい描いた。もう99%だ。昼ごはんは相方が作ってくれる。元気が良いときは見学をしてるのだが…。そんな力もねえだ。

腰は痛いし、倦怠感がすごい。今日は布団を干してしまったから横になれない。ちょっと早いけど午後にはしまってもらおうかな。

相方は良くやってくれる。ありがたいと言うと、おれができるだけ。おれができなくなったら他の人がやればいい、と風を吹かす。

ここ、何年間かほとんど相方に料理を作ってもらってる。今日からどんなことを続けてお礼をしても間に合わない。だから私はせめても気持ちを贈るだけにしている。

エビリファイが効かない。1日半錠飲んでいるがやる気が出ない。1錠飲むと眠れなくなる。だから前者を選んでいるのだけれど…。

なかなか上手くいかないなぁ。


落ち着かないし、なにもできない。なにもできないと言うと、私の叔母に大変申し訳ない言い方なので言わないようにしているが、やりたい気持ちがあるのにできないのは苦しい。


今だって私はブログを書いているが相方は何も怒らない。ただご飯を盛ることについては私がやる。振り分けは肝心なのだ。私が怒ってしまうから私がやっているのだ。


時間が長くて。1日が長すぎる。眠ってしまいたい。先生はあまり横になると赤ちゃんになっちゃうと急かすから私は弱気になるのだが、相方はオムツでも何でも換えてあげるよ、と横になることを制限しない。


と、ご飯ができたようだ。今日はカレーうどん。テレビは2分くらいしか持たない。嫌気が刺すのだ。ニュースはまだいいけど。


(相方には先に食べてもらった)


と、特に書くこともない。やったことを書けただけよかったというところか。重い体を起こして。

2023年7月 8日 (土)

2017年夏を終わって、の思い出を振り返る

もっと元気になりたいと自分が言っている。これはもしかして焦り?

夏の終わりだ。セミも死ぬだろう。Twitterは書くことはなくなった、ブログも。新鮮な空気なのか、はてセミの脱け殻になったのか。答えは分かるようで掴めない。そういう自分であることももうとっくに受け入れていると思っていて。

思い出すのは手帳に毎日メモをしたことだ。毎日、毎日…。ホントにいいことなのかな?自問自答、答えがまた曖昧だ。この自分とも向き合うことになる。

胸の奥から渦巻くような怒りはこの夏無かった。不安も特にない。他の要素も無くはないが10%に満たない。世はなんてことない夏を過ごしたのである。思えば幸せだった。

休んでばかりいたけど、有意義な夏だった。知恵もつけて、うーんなんつって言ったりしたけどそれも良い材料になった。次のステップへ行く。この夏、そおっと抜け出した!

妙な寂しさともお別れして今はドーンとしたものが心に有るが、これはなんなのか後でのお楽しみ。

2017年の夏よさよなら、2018年の夏で会いましょ。

2022年8月 6日 (土)

ブログをしていない頃の文章

そういや昨日にんにんが死んだな。手帳にも書けないからここに書いておこう。

こんな当たり前のことがブログに書くとぶっこわれちまう。プリンの皿が上から落ちてパリーンって割れるんだ。とても悲しい。私は今そう言うことをしているんだろうな。絵を描くにしろ書きたいときがある。その時はすべてを越えて直球でたどり着く。そんなスーパーボールだけを夢見てるはずなのに。

私のやるべきことは休むことだな。きっともがいてるんだ、はぁぁ!こんな蟻地獄に落ちたくなんかないですよと。実際落ちてみればいい。そうだ、きっと綺麗なはずだ。そして懐かしい。お父さんがポテトチップスを覚えていてたくらい…。

信じる強さが欲しい。今は休むことだなって。もがいてしまうけれど蟻地獄に入ればいいんだ。きっとそいつは優しくて、私を取って食ったりはしない。

そう思うのだけれど。そう思えるかなぁ。15分間さえも待てないや。

2022年8月 5日 (金)

前の日、ずっと前のブログ(夏?)

こんな時、お菓子があったらなぁ。と思ってしまう。あれば食べてしまう何かのよう。



今日やったことと言えば朝ごはん用意して、ごみ捨てに行って、昼ごはんの手伝いしたくらいだなぁ。あとはネットを見たり投稿したり…。


暮らしとは変わっていくね。何年か前は三回皿洗いして他にも何かやっていたのにね。失礼、今日お風呂にも入っていました。


今日は新しいアカウントを作ったのです。何かは言わないけど。ずっと悩んできたけど、答えが出るときは一瞬だな。それには絵を載せています。絵を載せるところが欲しかったので。絵、オンリーですね。


ところで服は買わない!と言っていたのに(あるがは忘れていたようだ)インナーを沢山買ってしまった。何枚買っただろう…。三枚くらい少なくしてもよかったかなと今思ってる。



先生にはネットは制限されているけど、むしろそう言われた方がいっぱいやっている気がする。今日こそは外には出ていないけど、やっぱり疲れているのだ。午前中の時点で目は限界迎えていて、所々アイマスクをやっていた。前はこれが夜寝る前に起こっていたのになぁ。暮らしは変わっていく。



疲れてくると、文句ばかり言っている。今までに把握していたのでわかってしまう。今日で言うとかなりキテる。口からこそは出ないけどそれをブログに出しているようなものだ。


とはいえ悪口を吐かない訳にはおさまりがつかず止められない。


自分にキツいのかなぁ…。



明日は外来だ。あまり暑くないらしい。明日着る服を今から選ぶのも忍びがたく、寝転んでいる。目は使えないし、この後どうやって暇を潰そうかなぁ?あいにくアナログの方も止まっている。



良くわからないけど、こういう時もあるよね!◯級だし。上手く行く方がおかしいんだ。それがしに暇だなぁ。


何時間もピアノを弾いていた頃が懐かしいや。まあ、あの時には戻りたくないけどね。

2022年6月28日 (火)

マメコの夜 その2

マメコの夜(その2)


今日は何だか不思議な日。何が不思議かって?まあ、いつものありきたりな日だけど。


沢山やったことがあった。花の水やり、トイレの掃除、お皿洗い。音楽を聴いたり絵を描いたり。こんなにマメコができるなんて!まるで魔法に掛かったみたい。


その理由も暫し。想定できるものもあるが。もっぱらマメコはペンを取り、書くか迷うこともあった。こんなに舞い上がっていいものか。それとも、こんな日と何もできない日が交互に来るのか。


今まで生きてきても気付けなかった事が、今押し寄せてきた。それより、歯磨きがやっと、やっと終わった歯磨きが、納豆の粘つきで台無しになってないか、口の中を再度確認する必要あるかとか、気にしなければいけないのだろう。


納豆と言えば。夕ご飯の納豆ご飯は堅くて、お味噌汁の中に入れて食べた。マメコはそう、お金持ちの家ではなかったが、ご飯を柔らかくして食べたいと願う人間だった。ポロの前で食べると何故か美味しく思えた。


そう、心の上がりを期待して何をしてるんだろう!


感動のフィナーレを迎える。歯磨きをしたから。マメコはここ何日か、歯磨きが出来ていなかった。夜も真っ暗な中寝ていた。


今日が夢みたいだ。何もかもに慣れず、でもこれを認めるしかない。ただ、マメコにはポロが居たから、心強くなれたのだ。


「ありがとう、ポロ。」


口は動かしていない。


ネットの人、というのはマメコが見た夢の一部だった。マメコは夢かと、諦め。まあ、いっかと胸を張る。そもそも、文章なんて人に見せない。


とりわけ足で何の呪文かリズムを取っているマメコは、今もこの華やかな空間に心寄せていた。いつもと違う!


それが力むと、とたんにため息に変わり、マメコの正体を知ることになる。後は前を向くしかない。


そんなマメコちゃん、気分がいいって、楽しめばいいんだよ。


ポロ!!

そうだね。楽しむよ。こんなに良くなったんだもんね!


何故か思う。面白いことを書いていないと。


そりゃそうだ。ずっと面白いと腹が弾けちゃうよ。


そうか。


それでそのままに出来たのは調子がとても良いからだろう。訳の分からない呪文、とマメコ自身のことを否定することも無かったし、何より前向きに考えられた。


無事眠れる、この付録も付いている。マメコは思った。そういや前にもこういうことがあったと。暗い部屋で小説を書き始めたあの頃を思い出して。


心に仕舞っていた、マメコの宝物…。ポロに読んで聞かせたね。ネコのぬいぐるみも用意した。ポロが暇にならないように。


実際ポロは嬉しかったが、少し迷惑だった。ネコのぬいぐるみとは話が出来なかったのだ。と、マメコは感づいていた。


マメコがポロにできることって何だろう?と思ってはみても。


ロウソク点けて。あと、寝る前までは二十分。まるで焼き魚のようだ。裏表体を裏っ返す。まあ、食べられはしないが。


こういうときは面白い文章が書けないものだ。やっと、いつものマメコへの否定が入ってきた。それが懐かしくもあり、考えなければいけなくもあり。でも今日はくたばったりしない。


それさえもバネに、マメコの愉快な小説が始まった。


愉快?マメコは恥ずかしくなった。書いて捨ててきたものが、今またポロに読み聞かせできる。ポロはまだ良かった。限界には達していない。このポロとやら、嫌なことは忘れてしまうのだ。明日になると嫌だったことの何十%は消えている。


マメコはそれをいつ知るのだろう?


あと、十五分。納豆のネバネバを気にして。楽しい時だもん、今まで辛かったもん、マメコだって楽しい思いしたいもん。


ロウソクの光に揺られて、マメコの影が揺れた。ロウソクの火を消して暫く余韻に浸ろうと目を伏せた。


目を瞑る。あとどれくらいしたら朝になるのだろう?そして、その間に何の夢を見るのだろう?あの時ネットの人に小説を見せていたら…。とちょっと悔しくなってしまう。恵まれてるな、とこの思いに対して思った。


まあ、自分のことを否定しないって、いいね。とポロに合図を送り。マメコはまた物思いにふける。


お気に入りのコップにミルクを注いで迎えるポロとの朝。時折、ネコの鳴き声が聞こえたが今はそんな季節ではないと自分に言い聞かせ。


マメコは自分は欲張りだと、また否定系のことを呟いて、ポロを抱きしめその日は眠った。と言ってもこれから寝るのだが。なかなかおやすみを言いたくないような気持ちにもならなくもなかった。


バスチアンが言ってたように、本を読み終わるとき思う、寂しい感じとちょっと似てる。大好きなポロとのお別れの時間。またやってやるさ、と意気込み。


そんな少しのことでいくらでも頑張れた。マメコはそんなときもある。まあ、気持ちって難しい。


あと一分。そろそろ、とマメコは席を立った。


この頃は天気はボチボチ。天候によって繰り広げられるマメコの気持ちは、ポロには痛いほどわかっていた。そう、マメコは薬を飲んだあと尚、書き続けたのだ。


ロウソクの火の残像が目の内っかわで眩しく映る。マメコは光に強くはなかった。文明ってすごいよね、と呟いて。


ポロは正直、心配していた。明日に響かないだろうか?いつも走っていって倒れる。マメコのことを大事に思うからそう考える。一言かけたい気持ちもあったけど、ポロはぬいぐるみだった。


いつも、ケータイで見てた。夜にケータイを見る人のことを。時間には夜の時間帯。マメコはいつも寝てたから行ったことがない。ちょっと大人な夜だ。ネットを見てる訳では無かったが。


残りが57%のところを見ると心もとなくなる。いつもはこんな数字見たことない。充電はポロがしてくれていた。


何だか、心が穏やか過ぎて贅沢なくらい。こんなに幸せでいいのだろうか?もっぱらマメコは真の幸せとは人がどうのこうのではないんだろうな、と諦めていた。やっぱり人の為にはなれないのか、ならなくていいのか。


こんな思いを巡らせて、何回も自分を褒めてあげた。こんなことはなかなか無い。尻尾を掴むようにピンと張られたマメコの心は緩くなって、実にマメコらしさの心で語り出したのだ。


ポロは眠れないマメコを怒ったりはしなかった。それが嬉しかった。


今はマメコの夜、と言うよりは朝。と言った方がいいだろう。「マメコの夜(その2)」と見出しをまた見ては笑った。見てもいなかった、思い出したのだ。


それでも、夜は寝なければと暗闇に目をやろうと思ったなぁ。おやすみなさい。子犬ちゃん。


次の日になった。ホントに久しぶり、頭の中で心を巡らせた。これはここには書かないが、マメコには大切なことであった。


思うことについて、障害があるマメコは。何が見えるかとか、何が聞こえるとかしかわからなかった。勿論、状態がいいときにしか、何かを思うことは出来なかった。だからホントに貴重な時間を過ごしたのだ。


CPUは勿論、夜になると処理速度が遅くなるマメコではあるが、今日もなんとなしに具合がいい。ケータイの打つやつにもようやく慣れてきた。


今のケータイあと三年くらい使いたいなぁ。とたん、現実的なことを考えてしまった。


今日の体調はちょっと難しい。色々やって、疲れている。よく言うウエイトが係ってるとも言うのだろうか。


何を思えばいいのかとか、そんな贅沢な悩みは持ち合わせていない。何を思ってしまうか、なのだ。悲劇の歌が流れてる。ピアノたち。ウエイトが係ることに迷いは無かった。ここんとこハイになっていたので、ちょうどそのアイテムが欲しかった。


昼休み。何を考えたらいいのだろう、と繰り返す。恐らく眠れない。眠らなくてもいいとポロに言われてはいるけれど。なんとなしに眠った方がいいのかなと思う。


結局、人が誰かを虐めたり傷付けたりするのは、自分自身を守りたいためで。もう、何も言えなくなってしまう。全てはこれなのだ。いろいろ考えてもね。


そのショックから、マメコは暫し立ち直れなかった。マメコにありとあらえることをしてきた人たちは皆、自分自身を守る為であった。マメコはただ、その反応について行った人だから。


泣きたかった。理屈なんて無いと。


まあ、そこからがスタートなのだろう。だから、スタートを潜れただけでもいいとするしかないのだ。


喉が渇いた。でも、体がついて行かなくて。マメコの中では喉が渇いた=水を飲む。があったんだな。前は考えてもそうなのかなぁ?と思いを巡らせてみるくらいだった。実際、今もそうみたいな感じだけど。


ポロ。なにもしないとして、何をすればいいのかなぁ?


ポロは答えるだろう。そのうち何かやるさと。それまで休んでな、と。


ゆっくり頷いて、席を立った。と言っても心だけ。幽体離脱。体はここにいる。心は水を飲んで…。心は?って何だろう。まあ、いいや。


7日間の旅はあと6日だ。5日かな?暫くは体調が整いそうだ。


そういや昨日思った。十年後のマメコからしたら、今のマメコはとても若くて綺麗だ。ということになるなと。そう思うと、今も凄いのだなと思って、褒めてあげたのだ。しみったれているが。(何が?)


日記が書きたい。絵が描きたい。と思っても、なかなかありつけない今は。それだけにやや不満を。でも希望を持って、今を生きて。世の人の言うようなことになってしまうのが悲しい。


努力努力と言うけれど。マメコは頑張れる努力ができるのも一種の才能だと。それをポロから悟った。ポロは哲学から、雑学まで幅広い考えを持っていた。と言ってもそれを周りの人に言うと恥ずかしがる。ポロはシャイなぬいぐるみだった。


ドアの外で音がしたけど、マメコは取りに行ったりはしない。ここにいることを知られたくなかった。隠れて生きる身。そんな存在でしかできないと思っていた。


これじゃマメコの昼になっちゃう。と、書いてもみたけど。マメコの昼では無かった。朝か夜しかなかった。


激しい人だなぁ。


ポロ!そう?ありがとう。


それも、今になってみればほめ言葉になっていた。変わってる=美しい。定義だった。逆に言うと、変わってなき=醜い。これ、当たってるでしょ?!


昨日は充電しなかったのだな。39%だ。筆も止まってきたし、充電するかな?

 

少し休んだ。マメコの泣きそうになる気持ちは音楽を掛けて誤魔化していたのだ。今までわからなかったけど、そういうことなんだ。


休めるのも才能。強くなれるのも才能だとしたら、何が自分の力と認められるのだろう?何もかも生まれつき。これが欲しい、と思って手に入ったものは一つもない。なのに、何が力だ。なんの力も持って生まれてない。運なのだ。運というものだけが残る。


咳をして止まることができるのも才能。そう、考えることができるのも才能なのだよ。マメコはまた、悲しみにくれようとしていたが、そこはそうしなかった。


前、ゲームセンターで、ゲームをしたことがある。人のを見ていた。確かに頭を波のように動かしてクリアできる方法はあるのだ。その奇跡みたいなものをまだマメコは信じていた。それがまたいつか、絶望に変わることも知らずに。


充電は83%になった。先ほどから外しているけど。まだ2時前か…。まあ、絶望には慣れていた。というか、当たり前?ダメージにはならない的な?


マメコ自身の文章を省みるのは終わったあとにしようと決めていた。いつもいろんな思いを考えて、でも言葉にならないこともあって。言葉にならないことの方が多いし。でもそれで生きていく。


理論なのか理論に基づいていないのかはわからないが、マメコは理論がとても好きだった。そんなマメコをポロは見ていて、何も異論は無かったし、ポロもいろんな考え方をしていたから、いつも二人の間では楽しい議論が撃ち出されていた。


ペンというナイフを持って…。マメコは悪いことをしてる気にさえなった。ペンを持てない人はたくさんいるのに。


そんなこと言ったら、死ぬしか無くなってくるよ?


ポロ、ありがとう。ごめんね。マメコ、悪い子ね。


ああ、夕ご飯は炒め物だ。ん?納豆かな?米、米っと。2時前のことをありがたいとさえ思った。そしてまた、事の裏を知る。


新しいいいお知らせがあったから、今日はいいとする!!(お便りの)


注文品が届くまであと20分。マメコはさっきからケータイでお菓子のことを調べて待っていた。パンとかも。早くお菓子が食べたくてしょうがなかった。


今日はパワーも特に無く。やはり最初だけかと肩を落としてしまう。ソファーに腰を掛けて脚が落ち着かなくて。


あと15分だ。あとそれだけの時間が待てないのだ。だがしかしじっと待った。週に何回かのパーティー。ポロにはジュースのオモチャをくわえさせて。


この頃は体重は程々に安定はしているけど。一日も気を抜けなかった。親からは○キロあるだろうな?とキツく言われていて、マメコは早くも開き直っているけれど。


そろそろ窓を覗いてみようかな?荷物を持ってきているかも。落ちつかない中で、マメコは時間をやっと過ごしていた。人と会うのはこのくらい。マメコ自身、人とのコミュニケーションは大の苦手で、ポロと話すしか気が楽に話せない。


あと11分。そろそろ準備しよう!


あと2分。さっき見渡して来た。怪しい車は無かった。あと1分。マメコは今か今かと待ち構えて、おかしくなりそうだ。お菓子!お菓子!ポロが言っていた。「オホホ、オホ三(おほほおほぞう)」と。ポロのギャグはマメコを緩やかにした。


もう、時間が過ぎたのだけど。今度はイライラだ。ポロはヒヤリとした。もう来てもいい頃なのだが…。とも言っても、予定時間ピッタリに来るとは言っていない。そうだよね、と諦める。


もう待ちきれん!マメコは歩き回って気を紛らわそうとか考えていた。


いつしか制限時間を22分も越えていた。それがしに、それまで待てたことが大きなことだと思えた。あとこの倍待てば来るかも。もはや伝説化して。車の音がしたけど。もしかして注文品のかな?


脚をピクピクさせては時間を潰し、長い道を歩いているかの様で、けして楽しいという感じてはなかったな。こうして気持ちを書いておくことこそが時間に冷静にいれることだった。


カサッ!もしかして…!


もしかしては間違いだった。もう30分過ぎている。かれこれイチジカンくらいこうしてカウントダウンをとっている。バカらしい、そう言うのは簡単だったけど、諦めることは許されていない。


配達の人も大変だな、と思う。車でいろんなところ行って、荷物運んで。マメコにはできない。


音楽でも聴くかな…?


あれから10分。マメコは美しいとされる人の写真を見ていた。それでもその時間。ちょっと疲れてきた。マメコのちょっととは、すごく。という意味であり。


そんな自慢あるかよ!!とポロが言いそうだった。でもそれは大きなミステイク。どこかで聞いた話だ。もう、力など残っていない。食べることだけ。食べたら寝るだろう。寝れもしないけど。


今日に限ったことではなく、日々こういうことが続いている。夢なのか現実なのか。頭を捻ってもこんなことくらいしか出てこないのだ。


風の音が聞こえる。缶ジュースが風に飛ばされているのかな?45分も過ぎていた。ポロはというとあくびが出ている。


いつも危機迫ることがある。何かを早くしなくちゃ、とか。してはいけない、とか。それが、結果良いこととなっているが。○年生きても良くわからないのである。


よく小さい子に説教をする人がいるけど、マメコには教えることなど何も無かった。


あと何分待てばいいのだろう?


とうとう予約時間から一時間が経った。マメコはもう許せんかった…。でも許すしか道は無い。一時間。全部合わせると二時間くらいかな?もう来ないのかなとか思った、ダメだ、もう来てくれないんだと。


さっきは食べ物の写真を見て時間を潰していた。ポロにもうっすらため息が。あとどれくらい待てばいいのだろう?


食べた。うまかったー!(食った、うまかったー!のまね)


今は2時過ぎ。その前に来て、お菓子を食べたのだ。甘いもの、しょっぱいもの、甘いもの甘いものと。どんどん食べていった。気が済んだなぁ!待ったかいがあった。


口を水でゆすぎ、ケータイを取る。多少腹は重いが…。このまま夜を越せればいい。もう今日はあまり食べたくなかった。体重が気になってきているのである。マメコもお年ごろ。


何キロカロリーだろう?きっと二千くらいだ。千五百かな?明日の体重はすごいかも。まあ、とにかく食べたから良しとしよう!美味しかった!


また時間が経ったら腹が減るのかな?減るのが楽しみになってきた。2時13分。マメコの家は落ち着きました!


腹の中でどうなってるのだろうとか、食べたものはどこへ行くのだろうとか。考えようとしても、もういびきの中へ帰ってしまった。ポロと食べるお菓子は美味しかったし、寝ているポロのそばでケータイを打つのもよい感じだった。何もかも宝物なのだった。


余裕なんてない。隙は沢山。でも生きている。今ここにいることさえも幸せに思えるから、マメコは恵まれている。ソファーの上に横になってポロを抱き、目を閉じよう。何をもって終わりにするかはわかっていないけど。まあ、もう少しこれが続いてくれても良かったのだが。


マメコの体力を考えて、休むのが一番いいと判断した。


昨日は夜は疲れていた。とは言えぴょこんと起きたり寝たり。ポロを心配させたな。


いろいろあって、マメコはやはりSNSには文章を載せないことにしたのだ。したといっても今までやめられたことが一度も無いが。


やっぱりポロとマメコだけの秘密にしたいのだ。いつもこんなこと言ってたな。書いたものは消さないけど。これでいいかなぁ?(いいと思う!)


これから書く意味が違ってくる。それは予想できなくて、楽しみになっている。昨日決意できたのはきっと良かった。


マメコは早くポロに見せたかった。書いたものをその日に、というのに憧れたのだ。ポロと暮らし始めたあの頃のように。


時間がさかのぼる。マメコは今度こそSNSをやめるんだとポロに小説を見せに行った。


おわり

2022年4月 7日 (木)

マメコの夜(小説)

マメコの夜


ネタ帳

いいわよ、このくらい暗くなると。辺りは物静かな格好になってきた。カバンの影、ロッカーも何が入ってるかわからない。

そこに流れる音楽を聴いていた。

そう、頭の回転はというとまるでダメである。

今聴いているのが、やがて、とても幸せだったとか感じるのだろう。

「いちょう並木のセレナーデ」

アプリがバクって何回も聴こえてる。

これはまだ、幻聴ではなさそうだ。


頭の回転はというと、パソコンで例えるところ、CPUと言ったところか。クロック周波数とか、よく分からない言葉を使ってみる。


大抵はこういう時、音楽は止まって聴こえる。そう、今日は頭がいつもよりちょっとエキサイトしてるんだ。

とは言えメリットなんて特に無いけど。


それともアーティストの方がわざと遅く演奏しているのだろうか?


今日はまだ、幻聴という幻聴は聴こえていない。それだけに、また来る歯磨きの時間が心配になる。


歯磨きと言えば、一本の歯が四センチくらいに感じる時がある。今日もそれを感じるのだろうか?


楽しみでもあり、恐怖でもあった。


ただ、ぬいぐるみのポロがいるから、なんとかやっていけそうだと思うのだった。


起き上がり、また横になると、自分は甘かったな。と思った。ケータイで照らしたポロを見て、その青白さがさっきより暗くなっていたことだ。さっきはまだ、明るかったのだ。


くそっ。目をやられたか!


気がつくとケータイを見てること自体がもう明るかったのだ。そして私はケータイを閉じた。


暫くすると私(マメコ)はポロが見たいと目を開けた。ポロはマメコの大親友だった。


ポロと話してみたいとか思うけど。さすがに妄想の主税を使ってもダメだろうなぁ。と諦めた。マメコは不思議なことが好きな女の子だった。


次の曲を待って…。あ、また同じ曲!


同じ曲と言うのは許せる人と許せない人がいる。と言うのも、マメコが自分の意志を尊重出来ないことからそれは始まっていた。もう少し自分を肯定出来たらといつも思って時を過ぎる。


ポロはそれを毎回聞かされるのだった。


マメコはふと、ケータイを見た。Twitter。やはりそうだ。字が頭に入ってこない。CPUがダメだもんね。


いつもそうじゃないか。朝から。興味がないだけだろ?


何の声だろう?


凄いな、Twitterに書く人はみんなきっと自分が一番いい。なんて思ってやっているんだろうな。


中にはそうでもない人がいるよ。


辺りにはポロだけしか居ない。もしかしてポロが話しかけてくれたのだろうか?


「さよならなんて云えないよ」

一番いい曲だ。たしかに海が見えてきた。何となくポロの存在感が気になった日であった。心は離れていかなかったが。


また少しして、マメコは突然、ジュースが飲みたくなった。その家ではジュースはいつもは無い。あるのは麦茶とコーヒーとか紅茶とか。


こういう欲と言うのは我慢は大抵出来ないでいた。でもポロの目を見てると「今日は疲れてるからやめておきな。」と察したマメコだった。


夜もふけってきて、気が付けば歯磨きは終わっていた。確認した、やはり奥歯は四センチくらい一本の歯がある。でも今日のは、特別苦労はしなかった。


昨日は大変だったなぁ。


音楽は二回ずつ鳴った。それが結構良かったりしてた。


明日の夜はどんな夜だろう?その時はよろしく。


今は夜ではないが、ちと記録。マメコは今し方食べたお菓子の後味をたしなんでいた。ブクブクうがいでは、もはや解決したくなかった。歯についた味を一粒残さず舌の上で転がして舐めてしまおうと企む始末。


少し何故か罪悪感を感じた。


ここはひとつ、夕ご飯までの時間がほしいところ。あと何分待てばいいだろう?正直10分待てばいいところだろう。


マメコにはそのくらいの容量しか持てなかった。0101…コンピューターでは用意されているのに。


さっきのお菓子の残りを舌で舐めた。


時折、今度は室温を気にすることで腹の空き具合を試した。真っ暗な中、ひときわ見えるのは、見えるのは。ケータイのライトだった。


ケータイに身を委ね、どこかへともなくやって行く。そんな気にもなるかなぁ?と思ってみる。


マメコはポロの方を見た。ポロもまた、マメコのように、暗闇にそっと包まれていた。どこか可愛げがある。その羨ましさに、マメコは、自分がこうして心の中の記録をしてることを悪く思った。


悪というのはいろいろな意味で使われるけど。マメコにはごく近くにそういう人がいっぱいいたことを思い出した。


ここに書くべきたくさんのこと。恨み、憎しみ、怒り。どれも煮えたぎっていたが、もうそれを心配することもなかったのだ。


みんなポロが助けてくれた。ポロは話をみんな聞いてくれたのである。ありがとう、ポロ。と言っても言い尽くせない。だからいつもは言わない。その方がいい。


こんな時はいつもそうだ。力が出ない。気力みたいなものはあっても、集中する気持ちが察しられないのだ。


いろいろ、声が聴こえるとか、落ち着かなさとかは軽減されたものの、マメコにはあと、残っていたものがあった。それは不安というものだった。


その壁は乗り越えられなく、また横になったが起き上がってしまう。少しは時間稼ぎになったから、良かったが。


そもそもこんな都合の良かったことなんてなかった。不安が残るくらいが一番いい。そう思っていた。


マメコの長い髪。それはのれんのように、相手から表情を隠せる。あまりいいことではないとは思うけど。知らない方がいいって割かしあったりする。


不安を強調して言えば、山のようになるけど、ポロを見ると自分の悩みが見えなくなってくるのがわかった。ポロはなくてはならない。


ねえ、喋ってよ、ポロ。と心の中で思ったがポロは話してはくれない。こんな時話せたら…。とグッと堪えた。


今しがたは昼だけど、マメコの中では夜だった。夜中と言ってもいい。でもそんなこと言ったって、世界は今を昼と告げている。悲しい。


こんな風に、感情の掃き溜めは。ポロに向かって話すのだけど。ポロは怒ったりしないだろうか?いつか、私を殺そうとかするのではないかと。あのストーリーのように。


マメコはポロを抱き上げた。思ったほど重くはなく。大きさにすれば軽い方だ。持ち上げたことなんて、あまりなかったな。


また、ソッと置いて、マメコはじっとしていた。ポロは寝ているのではないかなと思ったのだ。そう、本当の生き物が寝ていたらただではならない。


そんな信頼とは真逆の信念を持って、今を生きていた。


こうやって、心にメモをすることを。長い間できたら。マメコは優秀な人材としてポロに誉められただろうか。マメコにとって、ポロは相棒でもあり、尊敬の目で見ることもあった。


それはしばらく離れて、時間は過ぎる。


いつもだったら、これをポロに見せていた。でもこれは今のところ、何に出すのか、最終的にポロだけに見せるのか。謎だった。それを今から決めるとなるとおかしくなりそうだったからだ。


こんな弱いメンタル…。社会では困難です。ため息を一つ。


そう言えばあの建物の中の人にちょっと似てた。あみものなどを目標も無く編んでいく。気付いたら出来ていたがお約束。そんな昔もあったっけね。


今日はお風呂に入った。お風呂と言えば大変嫌いな部類で。もう、入るしかなかった。それはかれこれ何年やっているだろう。マメコの場合何十年とやっている。お風呂が嫌いだったあの頃から…。


こうして、メガネを掛けていると目線がわからないでしょ?以前誰かに言われたことがある。ちょっとシャイな人にオススメかも知れないな。


その次の日。マメコは宅配を待っていた。(もはや夜ではないけど。)あと一時間。とても辛い。一時間待つことがこんなに辛いなんて。ケータイを見出したマメコをポロは、ホッとして生きていた。


マメコちゃん、もうちょっとだよ。


ん?また何か聞こえた。


今日はなんだか落ち着かない。いつもだが。こんな時は気分のままに動くしかなかった。そう、こうしてケータイを打って転げ回る。


それを心配するポロ。そろそろポロの要領も減ってきたか。


これ以上心配させないでくれ。ボクは倒れてしまう。


うん?マメコは何かに気付いたが、素知らぬ顔をするしか他、無かったのだ。そう、何もかもが運命。避けて通れないのだ。


ここでポロと出会って話を聞いてもらったことも、マメコが暴走することも決まっていた。でも素粒子レベルだと動きは決まってないらしいから、それは無いのか。


とにかく暴走した。と言ってもポロをゲシャグシャにするとか、そういうのは無かったが。(そういうのがあるのか?)


注文品はあと十五分で着く。今まで何分間か待っていたのがウソのようだ。何故今までそのくらい待ててたのだろう?もはやあと十五分も待つのが苦だ。その証拠にマメコはジュースを一杯飲んでいた。


ポロにもおもちゃのジュースをあげた。これはポロにとって、重要な力だった。ストレスも少し戻る。マメコはピンチだったのだ。


あと十二分。分刻みで考えてる。そのうち、何秒単位になるだろう。それを予想してかマメコは自分に震えていた。


何も自分に震えることないじゃん。とポロは言いたかったが、それはマメコにとって何の意味も持たないことくらいわかっていた。ポロは頭が良いのである。


カタッ!物音がしたが、近所の人がドアを開けた音だった。やはりあと十分は待たなければ…。どこかで予定より早く来てくれるという錯覚をしていた。ピッタリ来ることだって奇跡的なのに。


マメコは気が狂いそうだった。でも、狂いそうだった、と書けるほどまだ余裕はあったのだ。ホントに無いとなにも書いていない。いつもそういうものだ。


かくして、昼ご飯は美味しかった。素早く無くなっていった。坂を転げ落ちるように。ヤッパリ、運命は決定されていたんだ。


お菓子を口にほうばる。凄まじい勢いで口に入れて。ザクザク、バリバリ。もう、何の音してるのかわからない。


ネットを見始めた。ポロはネットを見ることができるのだ。


そうして、部屋に戻って来たのだけれど。ネットの話はポロと行われていた。場所をばらしてしまうとか、悲惨なことにも会ったけど。ポロが話すことはマメコも聴いていた。


今日お風呂に入ることはもうやめた。後何日か後に入ることに。お互い、疲れていたのだ。ポロとお風呂に、?って。ぬいぐるみと一緒にお風呂に入ることがマメコは好きだった。もっぱらポロは濡れないようにするのだが。


御守りだ。ポロはちょっと悲しかった。嬉しくもあったけど。ポロは危険な思想を持ち合わせていたのだ。


お風呂が見送られた今、急ぐことは無かった。ただ過ぎていく時間に、気楽に寝転がっていたのだ。


ここまでの、暴走から、今、解き放たれた。今日はゆっくりしてていい。そのことがまるで人生が大きく左右されたように喜ばしいことだった。


また、昼休みに入って、今度はどうやって時間を乗り過ごすかためらうという時間になってきた。そう、いつでもジェットコースターなのだった。

   

Twitterの人は面白い。今日もラジオが聴けるといいなと、ほら何を心配してる?的な言葉を掛けようポロは。マメコの幼さぶりにため息こそ出なかったが、大きく頷いていたのだった。


炭酸水の勢いが腹に来て、いよいよいいトイレ時代へと行くのかとも思ったが、ポロはその時爪を切り始めた。電気を付けて。


マメコちゃんの秘密は全て知っている。ポロは喋り出した。お風呂は日曜日に決まったのだが。


含みのある言葉を発するマメコは、ポロは毎回頭を使っていた。これを書いている間はポロは少し助かっている。アウトする言葉が小作になるからだ。


この言葉もろれつが回らなくなってきてるのだが、尚続いた。ポロはマメコのことはいちばんに見ていたけれど、自分も守らなくてはならないこともわかって、さっきはジュースを貰えたことが唯一となっていたのだ。


最初に言っていればいいってもんではないですよ。と聞いたことがある。ドキッとして、マメコは怒られないか暫し黙っていた。事は円滑に進んだろうか?


事は過ぎる。マメコには希望が降り注いでいた。一つは自分の髪が切れると言うこと。そして長さも考える時間があること。そして、今決めなくても良いこと。


こんなステキな時間ってあっただろうか。しかもさっきちょっとやった、腹筋のお陰でトイレがスムーズに行けたのだ。


ささやかながら、暇の時間帯に現れたこの現象はマメコのお誕生日会の広場のようだった。マメコ姫、爆誕。


オタクの人をからかう人がいるけど、マメコはむしろそういう物静かな人が好ましかった。まあ、まだ見ないことだが。全てに意味があるってわかって。とか聴いた歌は今は宝物になっている。


意味のないことを呟きながら書くこの日記は、気分が良かった。この歌に出会えたことも何らかの出会いで。マメコの心には花が、そして頭には花が植わっているのだ。と、こんなことまで書いてみる。


時折、マメコはポロのことを思いながら、ポロと過ごしてきた時間を大切に噛みしめるのである。あの時もあの時もそばにいてくれた。


そして、思った。この文章を見せる時がくると。窓の向こうに目をやって、もう直ぐ来るネットの友達に、目を向けた。Twitterで連絡をとったのだ。相手は同性だという。


ケータイを見せるのは恥ずかしいけど、上手く話せるかホントにわからないのだ。なんて書けるほどオープンでも無かったね。


終わり

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